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妊娠性痒疹(にんしんせいようしん) 漢方的考察

先週は好天が続き、暖かな日が続きましたが、まもなく師走。

盛岡では初雪も観測されたそうです。

天気予報も今週末からは、いよいよ雪マーク
そろそろ来ますよ~
くれぐれもお体にお気をつけください。

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(先週末頂いた、JALの麺セットとカレンダー。いつもありがとうございます)

 先日、朝一番おいで下さったお客様は、可愛い4ヵ月の赤ちゃんをお連れになった若いお母さん。

『妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)』でのご相談でした。

妊娠性痒疹とは、
妊娠中期、後期に腕や足、お腹、背中などが赤く、かゆくなる皮膚のトラブルで、原因としては、妊娠中のホルモンバランスの変化、羊水に対するアレルギーなど諸説あるようですがハッキリしていない皮膚の病気です。

普通、ご出産後に治りますが、おいで下さった奥さんは、産後また足首のから痒くなり、我慢できずに掻いてしまったら、現在は膝近くまで赤く痒そうになっておりました。

妊娠中はお産をした病院の皮膚科にかかり外用剤や内服剤などで対応していたそうですが、授乳中でもある事から、漢方薬での対応も含めてのご相談でした。

妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)を漢方的に考察すると

やっぱり、「湿熱」「血熱」など体の熱が根本原因として考えられますから、

基本的な処方はなんといっても

「清熱(せいねつ)」体の熱をとる処方です。

さらに、授乳中と言う事で母乳にでても問題のない処方「五味消毒飲(ごみしょうどくいん)」をお奨めいたしました。

生活上の養生としては

なんと言っても

〇 掻かない事

〇 食生活(乳製品 × 牛肉 × 揚げ物 ×)

など気をつけて頂く事をお願いいたしました。

少しでもお楽になれば幸いです。

ご不明の点はいつでもお問い合わせください。


秋田の漢方相談
山王けやき薬品・飯田

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