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ストレスと生理不順

秋田の漢方相談
山王けやき薬品・飯田です。

朝出勤すると、駐車場の隅に竿灯祭りで使う子供用と思われるミニ山車が置かれておりました。

夏の秋田の風物詩、竿灯まつりが明日からはじまります。


先週日曜日、当店でもご愛用のお客様の多いサプリメント「ワタナベオイスター」の研修会に参加してまいりました。

ワタナベオイスターの製造メーカーは、 鉄、亜鉛、セレンなどミネラルとからだの結びつきについて様々な研究を継続して研究している会社。真摯な研究姿勢、包み隠さず発表される研究結果に敬意を表します。

今回の研究発表のテーマの一つは

『ストレスによる卵巣への影響』。

私もよくお客様に
「ストレスは容易に生理不順をまねきますよ」
と申し上げておりますが、
その事を深く掘り下げて研究発表してくれました。


(以下 飯田のノートより)

肉体的ストレス・精神的ストレス

視床下部より 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が放出される。

CRHの放出は、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)過剰分泌を誘発

ACTHの過剰分泌は、副腎皮質よりコルチゾールが分泌される。

コルチゾールというホルモンが副腎皮質より多量に分泌されると、
うつ症状や精神疲労になりやすいので、

コルチゾール=ストレスホルモン

ストレスホルモンとして知られる、コルチゾンは上記の様に産生され、

視床下部 → 脳下垂体 → 副腎皮質

その過程をHPA軸と呼ぶ。


HPA軸の亢進(活発化)は

視床下部よりのGn-RH(ゴナドトロピン放出ホルモン)の分泌を抑制

視床下部よりのFSH,LHの分泌抑制

卵巣内の卵胞発育抑制 

↓                 

エストロゲンの分泌が足りない → LHの分泌不調 → 排卵不調

黄体ホルモンは卵胞から排卵後、黄体化し黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌するから

ストレスによるHPA軸の亢進(活発化)は、

卵胞の発育不調、排卵障害、黄体機能不全の原因となる。


(以上 飯田のノートより)

ノートの一部を書かせて頂きました。

お読みになった方には、「なんのこっちゃ」とお思いの方もおいでになるでしょうが、

ストレス(肉体的・精神的)による
生理不順、排卵障害、黄体機能不全になるメカニズムについて、
頭の整理がついて、スッキリ。

研究発表ありがとうございました。

ストレスを強く感じる、生理不順が気になる、生理前が辛いなどのお悩みの方への相談の参考とさせて頂きます。

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