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夏の風邪を漢方で考える

秋田の漢方相談

山王けやき薬品・飯田です。

夏もさかり、好天が続く秋田の夏。

秋田夏の風物詩『竿灯まつり』も好天を受けて盛況の模様で良かったです。
今日が最終日ですから、私もちょっと行ってみようと思います。

また、店頭にはお祭りに参加される方も見えて、

「暑くて大変だよ~」とおっしゃられる大若さん達。

今年の夏は例年にも増して厳しいと思います。

暑い、だるい、食欲不振、暑くて寝られないなど

夏の季節特有の要因を原因とされる相談が多いです。

ただ、そんな中、

「ノドが痛くて、咳がでる」など、お風邪っぽい症状でのご相談もチラホラございます。

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漢方で考えるカゼは、「風邪(ふうじゃ)」が体に入るためおこる病気と考え、

風邪とは、病気の外因となる

『風』『寒』『暑』『湿』『燥』『火』など六つ『六淫の邪気(りくいんのじゃき)』の中の一つです。

これら六淫の邪気は、季節や気候変化に大きく影響を受けます。

今の時期で考えられる、

主な、外的邪気としては、『暑』『湿』が考えられますが、

「ノドが痛くて、咳(コンコン・空咳)がでる」方が多いのは、

厳しい暑さに対応するエアコンの多用などによる、乾燥や冷え

『燥邪』『寒邪』が、『風邪』にあわせ影響しているのではと思います。
 
実際、
のどの炎症を抑え、肺を潤す
漢方薬 
潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)などお出しすると

「凄くよく効いた」とのお声、先程頂きました。

お客様の症状、現状を良く伺い、最適のモノをお出しできれば幸いです。

お気軽にご相談ください。

※ 六淫の邪気(りくいんのじゃき)について

① 風

風邪(ふうじゃ) 

季節としては。春との関係が深いですが、四季を通じて現れる邪気。気温差やストレスなどによって活発化します。

② 暑

暑邪(しょじゃ)

やはり字のごとく、夏との相関が強く、熱で体の潤いや気(エネルギー)を消耗させます。

③ 湿

湿邪(しつじゃ)まさに今時、
湿度も高く、まだ気温も高い時期に現れます。
そして、脾(胃腸)は、湿に弱いため、吐気、食欲低下、むくみ、倦怠などの症状が出る事も。

④ 燥

燥邪(そうじゃ)

潤いを奪う燥は、季節的には秋に関連が深く、空咳や肌の乾燥などの症状が出やすくなります。

⑤ 寒

寒邪(かんじゃ)

寒は、ご想像の通りに冬と関連が深く、冷えは、免疫の低下、新陳代謝の低下など引き起こします。さらに冷えは、血流の低下による痛みやコリの原因ともなります。

⑥ 火

火邪(かじゃ)

火邪は、暑邪(しょじゃ)の滞留期間が長くなったばい、暑が強くなり、体の上部により多くの熱が鬱積した状態の邪気で、頭痛、目や歯の炎症、不眠、口内炎、目や歯茎のはれなど引き起こします。

 

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