ブログ

スマホ老眼になっていませんか?

秋田の漢方相談 山王けやき薬品・飯田です。

なんとなくジメジメする今日の秋田、今日は夜から雨の予報です。

気候変化のが激しくなるこれからの季節、くれぐれもお体にお気をつけください。




私自身も5,6年前から実感しておりますが、

「なんか近くが見えにくい」
「ちょっと暗いと極端に見えない」

年齢を経る事によっての大きな悩みの一つが『老眼』ですね。

ただ、最近では比較的お若い方も老眼の様な症状に悩まむ方も多く、スマートフォンを見ている時間が非常に長い事が原因と言われております。

いわゆる『スマホ老眼』。

一般的に老眼は、加齢により目の筋肉や水晶体が衰えることが原因とされていますが、『スマホ老眼』は、小さな文字を見続けることによって、目の筋肉が凝り固まって起こるそうです。

漢方では、こうした目の不調に対しては、五臓の「肝」を養うことで、予防・改善ができると考えます。

漢方的『スマホ老眼』対策として、

『スマホ老眼』を漢方体質別に3つのタイプにわけ症状や対策をまとめると

① 目の疲れ・乾燥が気になるタイプ(肝腎虚弱)【かんじんきょじゃく】

【特徴】

目の疲労・乾燥が気になり、視野がぼやける、ピントが合いづらい、めまいや耳鳴りまでする方も

 スマホやPCを長時間使い続けることで目を酷使し、その為に「血」を消耗して、特に「肝」の血不足を起こしているタイプ、血の不足は、栄養や潤いを目に行き渡らない状況を作ります。

【漢方的改善方法】

肝と腎は、密接につながっていて、その両方を補う食品を摂りましょう!ごま、くるみ、クコの実、松の実、山芋、羊のレバー、うなぎの肝、なまこ等がお勧めです。
漢方薬としては、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などが代表処方といえます。

② 目の充血や痛みがあるタイプ(肝鬱気滞)【かんうつきたい】

【特徴】

 目の充血や痛みがあり、まぶたがピクピクする、頭痛、肩こりがあります。

イライラや憂うつ、過剰なストレスといった精神的ストレスが原因で、肝の機能が低下して気の巡りが悪くなり、熱がこもっている状態。

【漢方的改善方法】
ストレスを上手に発散させ、肝の働きを調えられるよう、ジャスミン茶、ミントティーなど香りのよいお茶でリラックスするのが効果大です。あわび、さざえ、あさりなどの魚介類もお勧めです。
漢方薬としては、逍遥丸(しょうようがん)、開気丸(かいきがん)、天王補心丹(てんのうほしんたん)などが宜しいかと思います。

③ 慢性的な目の疲労感があるタイプ(気血不足)【きけつふそく】

【特徴】
 ふらふらする、貧血気味、視力の低下、疲れ目、目の乾燥、疲労感、倦怠感が症状として出やすくなります。

漢方では、「気(き)」は、目のエネルギー源となり、「血(けつ)」は目に栄養や潤いを与えるものと考えていますから、「気」や「血」の不足は目にマイナスの影響を与えます。

【漢方的改善方法】

気血を補い、目に栄養を与えることが重要です。ブルーベリー、ぶどう、レバー、人参、ほうれん草などがお勧めです。
漢方薬としては、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)心脾顆粒(しんぴかりゅう)などがおすすめです。


悩ましい『スマホ老眼』、詳しくはお気軽にご相談ください。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。 

ページトップへ