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CKDと腎臓のSOSサイン、そして漢方でできること

最近こんなこと、ありませんか?

CKD(慢性腎臓病)のサインかもしれません。


CKD 漢方的ケア

  • 顔や足のむくみが気になる

  • トイレの回数が変わった

  • 何となく体がだるい、疲れが取れにくい

  • 健康診断で「eGFRが低い」と言われた

これらは腎臓からの小さなSOSかもしれません。
CKD(慢性腎臓病)は自覚症状が少なく、気づかないうちに進むことが多いので、早めの気づきが大切です。


eGFR(推算糸球体濾過量)って何?

eGFRは、腎臓が血液をどれだけ効率よくろ過できているかを示す数値です。
血液検査のクレアチニン値をもとに年齢や性別を考慮して計算され、腎臓の健康状態を簡単に知ることができます。

数値が高いほど腎臓の働きは良好で、低くなると腎機能の低下が疑われます。
CKDの診断や進行度をチェックする重要な指標です。


ほっとくとどうなるの?

CKDが進むと、腎臓の機能はどんどん低下し、腎不全になる恐れがあります。
また以下のような合併症も起こりやすくなります:

  • 強いむくみや息切れ

  • 倦怠感や食欲不振

  • 心臓病や脳卒中など命に関わる病気

  • 最終的に透析や腎移植が必要になることも


漢方から見た腎臓のSOS

漢方では、腎臓の働きが弱ることを「腎虚(じんきょ)」、
そして血液の流れが滞って老廃物の代謝が悪くなる状態を「瘀血(おけつ)」と呼びます。

瘀血は、毛細血管の流れの滞りによって老廃物の新陳代謝が悪くなっている状態です。
この状態が続くと腎機能に悪影響を及ぼし、CKDを進める原因になることがあります。


漢方でできること

漢方は体質や症状に合わせて、

  • 腎を補う漢方薬で体の根本から元気を支え、疲れやだるさを改善

  • 瘀血を改善する漢方薬で血流を整え、老廃物の代謝を助ける

  • 水の巡りを良くする漢方薬でむくみや尿のトラブルをサポート

といったケアが可能です。


生活習慣も大切に

漢方とあわせて、

  • 腰やお腹を冷やさない

  • バランスの良い食事、塩分・糖分控えめ

  • 十分な睡眠、規則正しい生活

  • 適度な水分補給(飲みすぎは注意)

  • ストレスをためすぎない

を心がけましょう。


まとめ

CKD(慢性腎臓病)は、腎臓の働きが徐々に低下していく、さまざまな腎臓病の総称です。自覚症状がほとんどないまま進行することが多いため、「国民病」とも言われています。腎臓は一度機能が低下すると元に戻りにくいため、むくみやだるさなどのサインを見逃さないことが大切です。早めの受診を心がけてください。

また、漢方は体のバランスを整え、腎臓の働きをやさしくサポートいたします。漢方も上手にご活用ください。


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参考文献

  • 吉田敦ら「黄耆・紅参の併用による腎機能改善効果の検討」『医薬情報研究』(2022年)

  • 中村圭介「養腎降濁湯の慢性腎疾患への有用性について」『和漢医薬学雑誌』(2020年)

  • Frontiers in Pharmacology(2020)“Herbal Medicine and Renal Fibrosis: Molecular Insights”

  • 日本東洋医学会 第75回学術大会 抄録集(2024年)

  • 臨床試験登録:七物降下湯のeGFR変化に関する研究(UMIN-CTR)

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