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ワンちゃんのご相談お受けしました

秋もいよいよ深まり、雨が降る今日の秋田は肌寒いです。

ただ、先週の日曜日は秋晴れに恵まれ、みちのくの小京都・角館へちらっと行きました。
紅葉には早かったですが、立ち寄りました、角館の有名なお味噌醸造店さんの伝統に裏打ちされたレトロな佇まいに感動です。

 

本日、以前、獣医さんから「○○治療の副作用の『犬の更年期』です」と診断され
エストロゲンが処方されていたワンちゃんのご相談をくださったママから、再度ご相談のお電話がありました。

『ワンちゃんの更年期』の相談をお受けした時、

私は犬の更年期の相談を受けた事が無くて、

漢方による皮膚病への対応を学ぶ、皮膚病専門講座で師事した皮膚科の楊先生が、獣医の先生たちへペットの漢方を教えている不思議な先生である事を思い出し、電話をしたことが思い出されます。

先生は電話で話を聞くと、

 

「あ、それはワンちゃんの『腎虚』ですね、ワンちゃんは冷え、ノボセ?」とおしゃり、

手足を触り、手足の冷たいワンちゃんへ腎の力を補い、冷えを改善させる漢方薬をお出しして、快方に向かわれた事が思い出されます。

うれしく、とても勉強なった思い出です。

今回のご相談は、

更年期のワンちゃんのお母さんワンちゃんの関節痛。

私も出して見たい漢方薬も有りますが、楊先生にもお知恵を借りて
よりお役に立てる漢方薬を提案できればと思います。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

ワンちゃんのおからだのお悩みもお気軽にご相談ください。

 

 

瞑想の秋!?

あっと言う間に、10月
早いですね。
急な温度変化で風邪など体調不良のご相談もおおいです。
くれぐれもお体にお気をつけください。

先日、お客様のヨガインストラクターから聞いた話ですが、

あるお知り合いの社長さんに瞑想をしてもらったところ、なんと 2分もじっとしていられなかったとか。

私的に瞑想と言うと、最近ブームの座禅などを思い浮かべ、私自身、経験なしですが、難しいイメージがあります。

ただ、こちらのヨガ先生からのお話をうかがうと

瞑想は、日々の忙しい生活習慣の中で作り出し難いというイメージがあるかもしれないけれど、お昼休みなどで、5分間でもじっと目を綴じるだけで、瞑想と言えるそうです。

また、瞑想については、世界中で研究が行われていて、様々な効果が科学的に実証されているとの事、ストレス、不安などを取り除き、抑うつ効果がある事、頂いた資料によると

瞑想によって

  • コルチゾール(ストレスホルモン)の低下させる効果
  • 愛、喜び、感謝、幸福感、満足度、希望というポジティブな感情を増やす効果(マインドフルネス)
  • 集中力の向上、不眠の改善、脳への血流を高める効果
  • 海馬のたんぱく質の密度を高める効果
  • 脳疲労をおこさせるデフォルト・モード・ネットワーク(後悔や心配になると活発になる領域)を減退させる効果

など嬉しい効果が期待できるそうで、これは良いですね。

ヨガや瞑想は、漢方など東洋医学の考え方の一つ、からだや環境など、バランスを重視する考え方が、陰陽のバランスを重視する漢方の考え方に近いと思いました。

脳の疲労感が取れない(ストレスの解消が出来ない)、自律神経バランスの乱れが気になるなどの相談も多いです。

5分間じっと目を綴じるだけでも、瞑想が効果的であるならお客さまにもおすすめしてみよう、
そして、自分でもやってみようと思います。

ただ、そのまま寝てしまっうたら…が心配です。

10月もどうぞよろしくお願いいたします。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

お気軽にご相談ください

 

太りやすい体質とお悩みの方に...

昨日の蒸し暑さから一転、秋の涼しさに包まれる今日の秋田。

一昨日は、お客さまより秋の味覚
立派なぶどうを頂きました。

濃厚かつ爽やかな味を堪能させて頂き、
ありがとうございます。

秋は

スポーツの秋、食欲の秋

天高く馬肥ゆる秋

ダイエットご希望の方にとっては、食欲増進が悩ましい季節かもしれません。

太りやすい体質

「太りやすい体質」というのは、

1. ご自分の身体で燃やせる以上にエネルギーとなるカロリーを摂ってしまっている
2. 少し食べ過ぎると摂取したカロリーを燃やしきれない
3. 水分代謝が弱い、冷え性や運動不足

先ず、1. のタイプは、

ごめんなさい、食べ過ぎが原因です。

ただ、その中でも

その自覚がある、無いの二つのタイプに分かれます。

もし食べ過ぎの自覚があれば、

繊維質の摂り方を工夫し、油ものを控えます。食事のバランスが大事で、繊維質の多い野菜を多くの種類加熱して食べましょう。便通にも気を配って下さい。便秘は大敵です。


また食べ過ぎの自覚が無い方は、
ごはん、麺、パンなどの炭水化物、糖質に要注意です。出来るだけ、最初は野菜から食べるなど、血糖値が上がりすぎない様な工夫が必要です。食べ過ぎを自覚することと、運動量を増やしましょう。

2. のタイプは、年配の方や胃腸の弱い方、呼吸器の弱い方に多いようで、時にむくみを伴います。
具体的には、冷たい飲み物、食べ物は控えて下さい。身体を冷やさないよう、運動も小まめに行い、睡眠時間をたっぷりと。
牛乳や卵、ヨーグルトなどの完全栄養食品に要注意です。

3. のタイプは、水分代謝が弱く、上記 1. や 2. のタイプと重複しているケースも多く見られます。
冷え性や慢性的な運動不足が原因ですが、ポイントは、水分の摂り方です。
  利尿作用のあるお茶なども時々取って下さい。

当店では、三爽茶(さんそうちゃ)というハーブティーが人気です。

先ずは無料試飲でお味見ください。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
お気軽にご相談ください。
 
 
 
 
   

AMHが低いと言われて心配です

今日は秋分の日。
太陽が秋分点に達し、昼夜の長さがいよいよ逆転に転じるます。
お昼が短くなるのは寂しいですが、爽やかなみちのくの秋を楽しみましょう。


最近、よくお客様からお受けする相談が、

「AMHが低いと言われて心配」と言うご相談。

AMH(抗ミューラー管ホルモン)とは発育途中の卵胞(前胞状卵胞・小胞状卵胞)の細胞から分泌されるホルモン。
「AMHが低い」と言われたという事とは、
採血時、発育途中の卵胞数が少なくて、AMHの血中濃度が低かった事を意味します。

 

AMHのとらえかた

2年前受講した、東京の著名な生殖補助の専門医の講義ノートより一部抜粋すると、

〇 AMHの血中濃度は卵巣内に残る原始卵胞の数との相関性が高く、
  卵巣の予備能(卵巣内に残る卵子の数)の指標となる

〇 AMHと採卵数は相関はあり、
  体外受精時などの時の卵巣誘発方法の判断基準となる。

〇 AMHは同じ年代でも個人差が大きく、年齢とは相関しないが、年齢と共に減る

〇 AMHは妊娠率と相関しない

などノートしております。

AMHが低いからと言って、妊娠率が低い、良い卵が出来ないとは限らない訳です。

ただ、誘発時の採卵数、排卵が無くなるまでの年齢(妊娠可能な期間)など
AMHはお子様を望まれる方には大変重要な数値と言えます。

漢方/中医学の知見で 卵巣機能改善、卵の質改善で重要視するのは3つのポイントは

補腎(ほじん)(生殖機能をつかさどる腎を健やかに)

養血(ようけつ) 血そのモノを補い、妊娠力を高める

活血(かっけつ) 血の流れを良くし、卵巣や子宮の環境を整える

おからだを整えながら、赤ちゃんを待ちましょう。

お気軽にご相談ください。
秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

卵がよみがえる生薬とは!

気がつけばもう9月、朝晩涼しくなりましたね。

澄み渡る快晴の今日の秋田は、まさに秋晴れ。
秋の訪れを感じさせます。

 

本日送付されてきた資料は、先週の日曜日開催された『中医不妊症専門講座スクーリング』のレポート。

十年以上続けて参加しているスクーリングですが、今年はスケジュールが合わず行けずにとても残念です。

スクーリングの主な講師の一人は、

卵子はよみがえる「不妊治療」の先の真実 (小学館新書)        

の著者・小杉好紀先生。

 


 
 
 
レポートによると講義では、

>医学的には卵の老化を防ぐすべがないと言われてきたものの
>ES細胞やIPS細胞からも卵子細胞ができる時代になった
>従って、閉経に近い女性の卵巣の卵がよみがえる事も不可能ではないと

などの言及があったとの事。
 
なんて興味深いお話なのでしょう。
 やっぱり行けば良かった・・・・。


また、スクーリングのレポートでは、
 
小杉先生の話をうかがい、漢方/中医学的に考えると

漢方薬の原料の生薬では
『丹参(たんじん)』
『卵のよみがえり』に対し有効なのではと推測しておりました。

そのメカニズムとしては大きく2つ

①『丹参(たんじん)』が、原始卵胞の発育を活性化させるPI3K-Aktシグナル伝達経路に作用する。

②卵の老化にはAGEs(終末糖化産物 → からだの中のコゲ)が大きく関係していて、AGEsの抑制効果が期待できる代表生薬が『丹参(たんじん)』である。

などの事から、
『卵のよみがえり』の手助けになると思われる旨レポート。

 

漢方/中医学の知見では、卵巣機能改善、卵の質改善で重要視するのは3つのポイントは

補腎(ほじん)(腎の力を補う)

養血(ようけつ) 血そのモノを補い、増やす

活血(かっけつ) 血の流れを良くする

 

血の流れを良くする「活血」の漢方薬のもっとも代表的な処方として、
「丹参(たんじん)」主薬の冠元顆粒(かんげんかりゅう)がありますが、
あらためて優れた漢方薬だなと思います。

詳細はお気軽にご相談ください。


秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
 

 

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