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太りやすい体質とお悩みの方に...

昨日の蒸し暑さから一転、秋の涼しさに包まれる今日の秋田。

一昨日は、お客さまより秋の味覚
立派なぶどうを頂きました。

濃厚かつ爽やかな味を堪能させて頂き、
ありがとうございます。

秋は

スポーツの秋、食欲の秋

天高く馬肥ゆる秋

ダイエットご希望の方にとっては、食欲増進が悩ましい季節かもしれません。

太りやすい体質

「太りやすい体質」というのは、

1. ご自分の身体で燃やせる以上にエネルギーとなるカロリーを摂ってしまっている
2. 少し食べ過ぎると摂取したカロリーを燃やしきれない
3. 水分代謝が弱い、冷え性や運動不足

先ず、1. のタイプは、

ごめんなさい、食べ過ぎが原因です。

ただ、その中でも

その自覚がある、無いの二つのタイプに分かれます。

もし食べ過ぎの自覚があれば、

繊維質の摂り方を工夫し、油ものを控えます。食事のバランスが大事で、繊維質の多い野菜を多くの種類加熱して食べましょう。便通にも気を配って下さい。便秘は大敵です。


また食べ過ぎの自覚が無い方は、
ごはん、麺、パンなどの炭水化物、糖質に要注意です。出来るだけ、最初は野菜から食べるなど、血糖値が上がりすぎない様な工夫が必要です。食べ過ぎを自覚することと、運動量を増やしましょう。

2. のタイプは、年配の方や胃腸の弱い方、呼吸器の弱い方に多いようで、時にむくみを伴います。
具体的には、冷たい飲み物、食べ物は控えて下さい。身体を冷やさないよう、運動も小まめに行い、睡眠時間をたっぷりと。
牛乳や卵、ヨーグルトなどの完全栄養食品に要注意です。

3. のタイプは、水分代謝が弱く、上記 1. や 2. のタイプと重複しているケースも多く見られます。
冷え性や慢性的な運動不足が原因ですが、ポイントは、水分の摂り方です。
  利尿作用のあるお茶なども時々取って下さい。

当店では、三爽茶(さんそうちゃ)というハーブティーが人気です。

先ずは無料試飲でお味見ください。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
お気軽にご相談ください。
 
 
 
 
   

AMHが低いと言われて心配です

今日は秋分の日。
太陽が秋分点に達し、昼夜の長さがいよいよ逆転に転じるます。
お昼が短くなるのは寂しいですが、爽やかなみちのくの秋を楽しみましょう。


最近、よくお客様からお受けする相談が、

「AMHが低いと言われて心配」と言うご相談。

AMH(抗ミューラー管ホルモン)とは発育途中の卵胞(前胞状卵胞・小胞状卵胞)の細胞から分泌されるホルモン。
「AMHが低い」と言われたという事とは、
採血時、発育途中の卵胞数が少なくて、AMHの血中濃度が低かった事を意味します。

 

AMHのとらえかた

2年前受講した、東京の著名な生殖補助の専門医の講義ノートより一部抜粋すると、

〇 AMHの血中濃度は卵巣内に残る原始卵胞の数との相関性が高く、
  卵巣の予備能(卵巣内に残る卵子の数)の指標となる

〇 AMHと採卵数は相関はあり、
  体外受精時などの時の卵巣誘発方法の判断基準となる。

〇 AMHは同じ年代でも個人差が大きく、年齢とは相関しないが、年齢と共に減る

〇 AMHは妊娠率と相関しない

などノートしております。

AMHが低いからと言って、妊娠率が低い、良い卵が出来ないとは限らない訳です。

ただ、誘発時の採卵数、排卵が無くなるまでの年齢(妊娠可能な期間)など
AMHはお子様を望まれる方には大変重要な数値と言えます。

漢方/中医学の知見で 卵巣機能改善、卵の質改善で重要視するのは3つのポイントは

補腎(ほじん)(生殖機能をつかさどる腎を健やかに)

養血(ようけつ) 血そのモノを補い、妊娠力を高める

活血(かっけつ) 血の流れを良くし、卵巣や子宮の環境を整える

おからだを整えながら、赤ちゃんを待ちましょう。

お気軽にご相談ください。
秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

卵がよみがえる生薬とは!

気がつけばもう9月、朝晩涼しくなりましたね。

澄み渡る快晴の今日の秋田は、まさに秋晴れ。
秋の訪れを感じさせます。

 

本日送付されてきた資料は、先週の日曜日開催された『中医不妊症専門講座スクーリング』のレポート。

十年以上続けて参加しているスクーリングですが、今年はスケジュールが合わず行けずにとても残念です。

スクーリングの主な講師の一人は、

卵子はよみがえる「不妊治療」の先の真実 (小学館新書)        

の著者・小杉好紀先生。

 


 
 
 
レポートによると講義では、

>医学的には卵の老化を防ぐすべがないと言われてきたものの
>ES細胞やIPS細胞からも卵子細胞ができる時代になった
>従って、閉経に近い女性の卵巣の卵がよみがえる事も不可能ではないと

などの言及があったとの事。
 
なんて興味深いお話なのでしょう。
 やっぱり行けば良かった・・・・。


また、スクーリングのレポートでは、
 
小杉先生の話をうかがい、漢方/中医学的に考えると

漢方薬の原料の生薬では
『丹参(たんじん)』
『卵のよみがえり』に対し有効なのではと推測しておりました。

そのメカニズムとしては大きく2つ

①『丹参(たんじん)』が、原始卵胞の発育を活性化させるPI3K-Aktシグナル伝達経路に作用する。

②卵の老化にはAGEs(終末糖化産物 → からだの中のコゲ)が大きく関係していて、AGEsの抑制効果が期待できる代表生薬が『丹参(たんじん)』である。

などの事から、
『卵のよみがえり』の手助けになると思われる旨レポート。

 

漢方/中医学の知見では、卵巣機能改善、卵の質改善で重要視するのは3つのポイントは

補腎(ほじん)(腎の力を補う)

養血(ようけつ) 血そのモノを補い、増やす

活血(かっけつ) 血の流れを良くする

 

血の流れを良くする「活血」の漢方薬のもっとも代表的な処方として、
「丹参(たんじん)」主薬の冠元顆粒(かんげんかりゅう)がありますが、
あらためて優れた漢方薬だなと思います。

詳細はお気軽にご相談ください。


秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
 

 

「脾(ひ)」が弱いから ひよわ・・・・

秋田の漢方相談
山王けやき薬品・飯田です。

先週日曜日、漢方薬の講習会で盛岡に行ってまいりました。

盛岡は、秋田より涼しく、夏の盛岡はいつも暑いイメージがしましたので少し意外な感じがしました。
 また、太平洋岸の八戸から受講した方に至っては、
「八戸は涼しいじゃなくて、寒いよ」との事。
 反面、秋田は先程まで土砂降りでしたが、それでも気温は30℃をちょっと下回った程度でまだまだ夏。
残暑は厳しいですが、夏好きとしては少し嬉しくもあります。




 先週日曜日の講義のテーマは

「タイプ別脾胃を強める養生法」

講師の先生は、愛知から来てくださった高名な漢方の先生で、本当に勉強になりました。
参加してよかったです。

脾胃(ひい)とは、

中医学/漢方では

「胃腸を含む消化器系全般」をさし、

「後天の本(もと)」と言われています。

「後天の本(もと)」とは、

脾胃(胃腸を含む消化器系全般)が食べ物を消化吸収、分解してエネルギーになる事を意味し、
 
脾胃(ひい)の働きが低下は、エネルギーの不足につながります。

脾胃(ひい)の働きが悪くなると、

心身の疲労
食欲不振
胃もたれ
下痢
便秘
免疫低下
不眠

などなどからだの悩みへとつながり、

いくら栄養のあるモノを食べても、漢方薬をのんでもなかなかなおらない状態になります。
 
ですから、昔から「脾(ひ)」の弱い人の事を、「脾弱(ひよわ)」と呼ぶんですね。


 脾胃(ひい)を強くする漢方薬としては、

当店でもよく使う、「健脾散(けんぴさん)」を使った症例や

山査子(さんざし)
麦芽(ばくが)
神麹(しんぎく) <小麦、フスマ、シソなど混ぜて発酵させたモノ>

など配合の「昌三仙(しょうさんせん)」(漢方サプリ)を使った症例について紹介されました。


「いろいろ薬も試したが、昌三仙を2、3包飲むのが一番よく眠れる」

「寝る前に昌三仙を飲んだら、歯ぎしりがすぐよくなった」

「口の周りのニキビが健脾散で改善した」
 
など、一見、脾胃(ひい)と関連が無さそうな症状が改善されたお客様のお声も紹介され、

とても興味深く講義を聞きました。
 
今回の 学びが少しでもお客様のお役に立てれば幸いです。
 
お気軽にご相談ください。

 

あなたのお悩み 腎虚(じんきょ)かも?

あなたのお悩み 腎虚(じんきょ)かも?

秋田の漢方、女性のお悩み相談
山王けやき薬品・飯田です。

お客様のお悩みを伺っていると、

「あ、それって腎虚(じんきょ)かも?」

と思う事が少なくありません。 

また、私自身でも

・ モノが見えず辛くなった
・ 白髪、抜け毛
・ 夜中に目が覚める

などなど

「これは、腎虚(じんきょ)だわ~」と実感する事が多々あります。

腎虚とは、腎の力が力が低下することです。

漢方で考える腎(じん)とは?

ただ、漢方で「腎(じん)」は、現代医学で認識されている
・血液中の老廃物をろ過して尿からだす
・体内の電解質バランス、血圧を調整する
だけでなく、
ホルモンや生殖をも司る臓腑(ぞうふ)として捉えています。

7の倍数でで変わる腎(じん)の力

テレビなどで
「7の倍数で女性の体が変わります」という事をお聞きになったことがあるかもしれませんが、7の倍数で変化するのはこの腎「じん」の力で、35歳ごろから『腎』の力は低下傾向になり、49歳位から顕著に『腎(じん)』機能が衰える事を原因におこるのが、漢方で考える更年期障害です。

そして、腎は骨や歯の形成、髪、泌尿器、生殖機能(男女とも)、ホルモンの分泌、睡眠も含めた脳の働き、耳までと、本当に幅広い働きをしていますから、

腎のはたらき弱まっている状態=腎虚(じんきょ)

 になると

〇 骨や歯の形成 → 骨粗しょう症、下半身のだるさ、発育不全

〇 髪 → 薄毛・白髪

〇 泌尿器 → 頻尿・夜間尿・尿漏れ

〇 生殖機能 → 不妊、精力減退、

〇 ホルモンの分泌 → 生理不順、更年期、男性更年期

〇 睡眠も含めた脳の働き → 不安、不眠、夜間覚醒、免疫低下

〇 耳 → 耳鳴り・難聴

など、幅広い多くのからだの悩みに結びつきます。

ですから、病院を受診したものの、異常はないと診断を受けながら
からだの不調で悩まれている方も多いですが、この「腎虚(「じんきょ)」が念頭にあると
「あ、これって腎虚(じんきょ)」
とつじつまが合って腑に落ちる事が少なくありません。

腎の力を強くする 漢方養生

漢方には
腎の力を補う=補腎(ほじん) 
と言う考え方があります、
食事で腎の力を補う食養生としては

  • 黒い食材: 黒豆・黒ごま、ノリ
  • 粘り食材: 山いも・なめこ・オクラ
  • 木の実: クルミ、アーモンド、クコの実
  • 海のモノ: エビ、カキ、あさり、昆布

などの食材を食事に取り入れてください。

私も腎を補う漢方薬は飲んでいますが、
漢方薬につきましては、
あなたのお悩みの症状や体質に合わせた漢方薬をご提案いたします。

「もしかして、私も腎虚(じんきょ)?」

ご心配な方は、お気軽にご相談ください。

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