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手根管症候群 漢方対応 ピリピリの指のしびれ

今日からもう9月。
お天気もすっかり秋っぽい感じで、とても過ごし易くなりました。
ただ、夏の終わりが寂しいです。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。

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手根管症候群 ご相談が意外と多いです

「まるで正座の後みたいな、ピリピリの指のしびれが心配で・・・・」

こんなお悩みで、病院を受診されたお客様よりご相談をお受けしました。

『手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)』と診断されたそうです。

手根管症候群、あまり聞きなれない病名かもしれませんが、手のしびれの原因とされる代表的な病気です。

『手根管症候群』は、私も聞きなれない病気でしたが、出産後に症状がでるお客様も多く、よく相談をお受けする病気になりました。

手根管症候群は、手の神経の束が手首の『手根管』というトンネルを通り、そこが圧迫される事により『しびれ』『痛み』などの症状が出る病気ですが、患者さまの70%が女性、妊娠や出産時期にも関連し、40~60歳の女性の発症も多いので、エストロゲン(排卵までに増える女性ホルモン)の分泌も関係しているかもしれません。

ただ、やはり女性は基本的に家事、育児など指や手首をたくさん使っている事が大きな原因でしょう。

割合は少ないですが、男性も

当然ですが、相談くださいましたお客様の様に男性も手根管症候群になります。

こちらのお客様の場合、パソコンで凄くたくさんの文章を作成される方、指や手首の酷使が原因なのかもしれません。

手根管症候群の手のしびれの特徴

手根管症候群の手のしびれの特徴は、親指からくすり指までしびれて、小指は決してしびれない事が特徴だとされておりますが、しびれが続く場合は、速やかに病院を受診しましょう。

手根管症候群、しびれに対応する漢方

 独歩顆粒(どっぽかりゅ)

活楽宝(かつらくほう)

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

田七人参(でんしちにんじん)

などの漢方処方が代表的で、

症状、体質、性別、年齢など考慮して服用を提案させて頂きます。

「なんか、かなりよくなりました」

わりと短期間(2、3週間)で効果を実感される方も多いです。

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秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
お気軽にご相談ください。

女性のからだ漢方相談 飯田

『体外受精への漢方医学的対応』がテーマでした。

先週の東京のスクーリングの影響か、少し仕事が溜まり、自宅に仕事を持ち帰っております。
割と朝型なので、朝リラックスして事務作業をするとサクサク仕事も進みホッと一息。
昨日出来なかったブログも更新いたします。

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昨日、土曜日は、
不妊、妊活に対するご相談が多かったです。

体外受精の治療されていていらっしゃるお客様も多く

ご希望の結果が出ない
良い卵がとれない
誘発方法について疑問
病院について・・・・

体外受精での治療をされておられるお客様のお悩みの深さを改めて感じております。

そして、今年のスクーリングのテーマが、

『体外受精に対する中成医学(漢方医学)的対応』

演題も

『卵巣刺激周期に合わせた中医学(漢方医学)対応』

『体外受精効率アップへの中医学的工夫』

『体外受精不調に対する中医学(漢方医学)対応』

まさに、お客様のお悩みに直結した内容でしたから、学んだ事が、すぐお客さまへ情報で提供で来て良かったです。

精子と卵子

また、東京を代表する体外受精クリニック『ファティリティクリニック東京』の小田原先生のご講演の内容もお悩みのお客様にとっても非常に貴重な情報がいっぱいでした。

(排卵誘発のいろいろ)
一例としてクロミッドとフェマーラの使い方、メリット、デメリット
(採卵数の予想)
胞状卵胞数・FSH・AMH
(ARTにおける低AMHの割合)
反応不良についての対応
(培養の最新事情)
OneStepMedium
TLC
(全胚凍結)
全胚凍結支持の理由
でも、広まっている本当に理由は・・・・

などなど、ちょこっとノート見かえしただけで
はあはあ、なるほど
です。
学んだ内容は、きっとお客様のお役に立てる情報だと思います。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。
お気軽にご相談ください。

女性のからだ漢方相談 飯田

甲状腺機能低下への漢方養生 

女性に多い 甲状腺の病気
本日は、『慢性甲状腺炎』のご相談を頂きました。

 慢性甲状腺炎とは『甲状腺機能低下』いわゆる橋本病と呼ばれる病気です。

原因は不明だそうですが、自己免疫の異常が引き起こす病気。
そもそも体を守るための自己抗体になんらかしらのアンバランスによって甲状腺が攻撃され、甲状腺の炎症が引き起こされ、甲状腺ホルモンの分泌が低下してしまう病気です。

橋本病の気になる症状
甲状腺機能低下でよく見られる身体の変化には、

甲状腺の腫れ
むくみが酷くなった
手足のこわばる
コレステロールが上がった
お肌の乾燥が急にひどくなった
体重が理由も無く増加する
基礎体温が一層になった(排卵しなくなった)

 などです。

 

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 甲状腺機能低下、甲状腺機能亢進 女性が圧倒的に多い

バセドウ病と橋本病を併発している事をテレビで告白された歌手の岩崎宏美さん。

甲状腺機能異常を指摘されるお客様が多い事に驚きますが、甲状腺機能低下、甲状腺機能亢進(バセドウ病などが代表的、甲状腺ホルモン分泌過多)ともに、男性より女性の発症が圧倒的に多いです。一説には、女性が10倍多いとも。

 ただ、飯田の甥(30代、もちろん男性)は、強い疲労感、下痢、急激な体重減少になやまされ、何件かの病院を受診後バセドウ病と診断されました。バセドウ病は、甲状腺機能亢進症で、甲状腺機能低下症と反対に新陳代謝が過剰に活発化してしまう病気。

バセドウ病の症状

動悸、息切れ
疲労感
発汗
体重減少
眼球の突出、
さらに、バセドウ病も排卵障害の原因となります。

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橋本病の病院的対応
病院での治療は、甲状腺ホルモンを内服する方法が一般的。
とても有効に作用しますが、漢方での治療をご希望される方も少なくありません。

橋本病の生活養生
夜更しはしない
ストレスをためない
昆布やヒジキなど海草類は取りすぎない。
海草類に含まれるヨードは、甲状腺ホルモンの原料になるが摂り過ぎは禁物。
(日本人は他国10倍摂取と指摘する学者います)


橋本病への漢方養生

からだの
『気=体を守るエネルギー』
『血=血液』
『津液=細胞内液』
の3要素の身体をバランスを考えましょう。

血を補い、ホルモンバランスを整える 
婦宝当帰膠(ふほうとうきこ)
『気』を補い、『体の潤い』を保ち、収斂作用(ひきしめる)によって、気や潤いを保つ
麦味散顆粒(ばくみさんかりゅう)
津液を補い、陰(いん)、潤いを保つ
二至丹(にしたん)
 『気』の流れを良くする『疏肝理気(そかんりき)』の
逍遥丸(しょうようがん)
などの組み合わせが、甲状腺機能低下など甲状腺機能異常に有効に作用します。

ちなみに飯田の甥っ子のバセドウには
『二至丹(にしたん)』と『麦味散顆粒(ばくみさんかりゅう)』を使いました。

秋田の漢方相談が少しでもお役に立てれば幸いです。
山王けやき薬品 飯田

煮干そば激 気になって・・・・

煮干そば激

先日、通勤途中に見つけた新規開店のラーメン屋さん。
まだ真新しい看板を見ると、朝7時から営業・・・・

二球 メニュー

看板にも書かれている、個性的メニューにも惹かれます。
『煮干そば 激』
「え、激??これって、煮干しが『劇的』ということ?」

どんなラーメンなんだろう?
ラーメン好きのソールがうずきます。
通り道だし、朝から開店だし、そのうち行ってみようと思っておりましたが、
我慢できず、今日、朝食を抜いて出勤前に行ってしまいました。

あれほど、『煮干そば激』を食べてみようと思っていましたが、


注文の時、読み方が違うと恥ずかしいな
私的には、煮干そば激(にぼしそばげき)とオーダーしようと思っているが、
実は、煮干そば激(にぼしそばはげしく)と読むのが正しかったりして?

どうでもイイ事を心配しながら入店すると、

「あ、券売機・・・・」

まさに余計な心配。

そして、頼んだメニューはなぜか?

『昭和の中華そば』

二球

これ美味しいですね。

また、隣席に座っておられました、若い男性は『海老そば大盛』をオーダーされていて、
「うんまい」を連発して食べておられました。

「よし次は、『海老そば』にしよ」と心に誓う

お客様には「あれ食べるな、これ食べるな」と言いながら、朝からラーメン食べてる

女性のからだ漢方相談 飯田です。

申し訳ございません

PMSのご相談を受けました 漢方では『肝』の病気

日曜日のスクーリングの前に散歩に行った芝・増上寺から見た東京タワー。

高い所を目指すと、方向音痴でもなんとか行けますね。

ただ、帰って来たら、あんまり暑くてほんの一口しか朝食が食べられませんでした。
替りに、スポーツドリンク2本と麦味散顆粒

芝 増上寺

 PMS、あるいはPMS様の症状 ご相談多いです。
お客様より、PMS、あるいはPMS様症状のご相談をお受けする機会が多いです。
PMSとは、月経前緊張症(月経前症候群)の事で、生理前の数日間に身体的、精神的な変化が現れる病気の事です。

 婦人科の専門書を読むとPMSの代表的な症状として、

 むくみ、腹部のハリ、乳房のハリ
頭痛、腹痛、腰痛などの痛み
めまい、だるさ
イライラ、抑うつ、不安

 などあります。

そして、実際にお客様から伺う症状も、上記の様な症状が多いです。

また、ご相談をお受けすると、症状の強い、弱いはありますが、実に多くの女性がこの生理前の不調に悩まされている事に驚きます。

 最近ご相談くださったお客様もそうでしたが、

 >生理が来ると、目の前が晴れたように気持ちが変わります。

PMSなどの病気かどうかは別として、明らかに生理周期の影響を受けているご不調だと言えます。

PMS

 飯田の勉強ノートから転記 ↓

 >PMSの不調のメカニズムは諸説あり、ハッキリとしないが、原因の根本は生理前のホルモンバランス変化にある。

 >生理前の大きなホルモン変化としては、

 > エストロゲン、プロゲステロンなどの急減

エストロゲンの急減 → 毎周期の小さな更年期

 >エストロゲンの減少、プロゲステロンの減少の遅れ

生理になってから、基礎体温が下がる。ホルモンのアンバランス

>プロラクチンも関係

↑ 飯田の勉強ノートより

 上記ノートの様なホルモン変化がPMS様の症状を引き起こす代表例としてノートしております。

 病院でのPMSへの対応
PMSの病院での対応としては、お薬をだす治療がメインで、ピルなどを投薬される事もあります。

 
漢方的PMS様症状への対応
PMS様症状を漢方では『肝(かん)の機能低下』と考えます。
漢方で『肝』とは、「気(き)」や「血(けつ)」などの流れのバランスを調節している臓器です。

 「気(き)」の流れを良くする「疏肝理気(そかんりき)」の漢方薬、
「血(けつ)」を補い、ホルモンバランスを整える「養血調経(ようけつちょうけい)」の漢方薬、
「血」の流れを良くする「活血化お(かっけつかお)」の作用のある漢方薬
などから漢方薬を選択いたします。

現在、婦宝当帰膠を服用くださっているお客様には、
「疏肝理気(そかんりき)」の漢方薬「逍遥丸(しょうようがん)」をほんの少し飲んで様子を見る事も多いですし、少量の漢方薬を加える事でグンとお楽になる方も多いです。

 少しでもお楽になれば幸いです。
ご不明な点は、お気軽にご相談ください。
どうぞお大事に

女性のからだ漢方相談 飯田

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